目の前の相手に商売をしてもらう気持ち

2024/03/03。お客さんとの会話の中で、「整備工場を紹介してほしい」とか「いい板金屋さん知りませんか」などと言われることがある。こちらとしてはいつもお願いしている業者さんがいるので、「いますよ」と応えるとそこがどこかを聞いてきて。ああ、自分で持ち込みたいのだなと思う。こちらとしても無理やり関わる必要がないのだけど、ちょっと残念な気もするのだ。自分を通さないことに対してではない。商売ってそういうものではないんだよなと思うのだ。

自分が今付き合いのある業者さんたちは、自分がいろんな失敗を重ねてたどり着いた人たちだ。いろんな授業料を払って築いてきた仕事のネットワークとも言える。それを紹介するのはいいのだけど、業者さんたちからしたら、(僕から名前だけ聞いて訪ねてきた)いわゆる一見さん、とふだんから付き合いのある業者とは対応を変えるのが普通、ということに気づかないことが残念だなと思うのだ。業者さんたちからすれば、端的なところ、僕に請求書を出せるから安心して、付き合いができるということだ。だから価格も安くしますよ、ということ。一見さんが僕が紹介した業者に駆け込んだところで、僕のところに出す請求額が同じとは限らない。というか、絶対に違う。さらに言えば、今までにどれだけ仕事を一緒にしてきたか、ということで対応が決まるのは当然だと思うのだ。無論、僕より大きな取引先にはもっと特価で受けているに違いない。世の中、どれだけの仕事を出してもらったかで金額が決まる場面が少なからずあるのだ。

先日、車購入のついでに保証に入りたいのだけど、自分で入れるかどうかを確認してから連絡をする、と言ってきた人がいた。車屋だから入れる保証なのに、それは信じてもらえなかった。その場でスマホで検索をすると、問い合わせ先があるし…と。面倒なので、「どうぞ問い合わせしてみてください」と。結果は明らかで、後日「やっぱり…」との返事。納得してもらえればいいのだけど、こちらは毎月定額のお金を払っているから受けられるサービスなのだ。僕だったら、目の前に人に商売してほしいとも思う。だからこそ築ける関係があるということなのに、損得勘定で動くと相手は前のめりになってもらえないよなとも思う。車買取も然り。

ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)

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