中古車相場と売り時について考えてみる
「今、中古車相場はどうなのか?」という質問を受けることが多々あります。大きなトレンドを見ることは大切ですが、それは大きな流れであって、自分の車がどうなのか?というのはまた別問題ではあります。中古車相場と売り時の相関関係について考えてみます。
車を手放す強い要因・弱い要因
相場が高いから売る、というのは売却の一因にはなり得ますが、それが決定要因とも思えません。売却の理由といえば、
- 今の車の故障が多くなったから
- 車検が近くなったから
- ぶつけて(ぶつけられて)大きな傷や凹みを作ってしまったから
- 乗らなくなってしまったから
- 税金を払う時期が来たから
- 家族構成や必要な用途が変わったから
- ほしい車が発売されるから
- 欲しい車の補助金が今だと多いから
などが考えられます。強い要因とそうでない要因があることがわかります。「乗らない車」を放置していても、税金がかかると思えば、手放す強い要因になることも多いです。
「相場がいい」とどんな決定になり得るか
「相場がいい」といいというのはどんな要因になり得るかを考えてみます。「思ったより高かったから売る」というの理由としてもっともな感じがします。自分のそういう動機になることもあるかもしれません。自分の納得させるには十分な理由です。ただ、その「相場が高い・安い」の根拠は何なのでしょうか?
買取業者は売却を勧めるものです。仲介・媒介をメインとしている不動産業もそうですが、「今が売り時」はどの業界でも常套文句です。そんなポジションにいる人から「今の相場が高い」というのは話半分に聞いておいたほうがいいというものです。実際に今の相場が去年に比べて悪くないのですが、それは日頃相場を見ているから実感することでもあります。お客さんにとってはもっとほかの要因で買い換えを決める人も多いし、そうあるべきとも思います。外的要因による決定は動機として弱いものです。もっと内的要因を深堀りしたほうがいいようにも思います。
車の価値は下がるもの
言うまでもなく、車の価値は年を経るごとに下がっていくものです。高騰する車もありますが、それは極めて例外ですし、とっても個性的な車であることは間違いないのです。投機対象になっているような車は一般の人は手を出すことはないでしょう。つまり時間が経てば価値は下がるもの、という前提からいかに次の手を打てるか、ということです。思ったより高ければよりよいことですし、そうでなくても決断しなければいけないときもあるのです。相場要因は付加的に考えなければ決断はできないのです。
まとめ
車の買い換えは多くの人にとって大きな決断です。だからこそ自身で決める必要があると思うのです。自分はかつて、業者に勧められるがままに売却をして、「なんかもったいなかったな」と思ったことがあります。自分で決めなかったからいけないのですが。買取業者はそんな気持ちを汲み取る人でありたいと思っています。
ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)
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