【経営】社長の頭に中にしかない判断基準が組織を止める
小規模事業を複数経営してきて思うことがあります。
事業が小さいうちは、社長が何でも判断します。
営業、採用、経理、発信、現場対応、
むしろそれが当たり前です。しかし、ある段階から問題が起きます。
それは、「俺に聞いて」が増えることです。
社員が判断できないのではない
よくある勘違いがあります。社員が判断できない。スタッフが育っていない。
だから自分が判断しなければならない。
本当にそうでしょうか。実際には違うことが多い。
社員が判断できないのではありません。
判断するための基準が共有されていないのです。
社長の頭の中にしか存在していない。だから確認するしかない。
社長がボトルネックになる
これは恐ろしい状態です。社長が席を外す。すると現場が止まる。
返信が遅れる。判断が先送りになる。競合はどんどん前へ進む。
本人は頑張っています。むしろ誰よりも働いています。
しかし結果として、会社の流れを止めているのも社長自身だったりするのです。
強い組織は判断基準が共有されている
私が車買取の仕事で大切にしていることがあります。
それは、「高く売ること」ではなく、
「後悔しない判断をしてもらうこと」です。
この考え方は査定の現場だけではありません。
組織運営も同じです。強い組織は、判断基準が共有されています。
だから誰が対応しても大きくズレない。だからスピードが出る。
だからお客様を待たせない。
言語化こそ経営者の仕事
経営者の仕事は判断することだけではありません。
自分の判断基準を言語化することです。なぜそう考えるのか。
どんな価値観で判断するのか。何を優先するのか。これを外に出していく。
言葉にしていく。仕組みにしていく。そこまでやって初めて組織になります。
AIもその手助けをしてくれる
最近はAIの進化によって、この作業がやりやすくなりました。
過去の判断、価値観、考え方、文章、
それらを整理し、蓄積していくことができる。
私はこれを、「自分の脳の外部化」だと思っています。
もちろん最終判断は人間です。
しかし判断材料を整理したり、考え方を共有したりするには大きな力になります。
経営とは自分の分身を増やすこと
小規模事業ほど、「自分がやった方が早い」
という場面が多くあります。実際、その通りです。
でも、それを続けている限り事業は大きくなりません。
経営とは、自分がいなくても判断できる人を増やすこと、自分の考え方を共有すること、
自分の分身を増やしていくこと。そう考えるようになってから、経営の見え方が少し変わりました。
まだまだ道半ばですが、これからも判断基準を言語化しながら、一歩ずつ前に進んでいきたいと思います。
まとめ
この思いは先日のビジネスカンファレンスに行ってより強くなりました。
何のためにAIを使うか、経営にどんな意味をもたせるか、
を考えるのが経営者の役割になりました。取り残されないように進みます。













コメントを残す