【小規模事業経営】強い会社は予測が当たる会社ではなく、適応できる会社

先日、「ホルムズ海峡危機で製造業の4割が半年以内に事業継続の限界を迎える可能性がある」
という記事を読んだ。大げさな話に聞こえるかもしれない。
でも経営をしていると、決して他人事には思えない。
なぜなら、私たちの事業は常に外部環境の影響を受けているからだ。

大田区の査定現場と中東情勢

私は普段、中古車の査定をしている。一見すると、中東情勢とは無関係な仕事に見えるかもしれない。
しかし実際は違う。
ホルムズ海峡で緊張が高まる。原油価格が上がる。物流コストが上がる。為替が動く。中古車の輸出環境が変わる。その結果として、日本国内の中古車相場にも影響が出る。
大田区で査定している一台の車が、世界とつながっているのである。相場を見ているようで、世界の影響や環境を見ている。
そんな感覚になることがある。

自分では変えられないもの

経営を続けていると分かる。自分の努力ではどうにもならないことがある。
むしろどうにもらならないことのほうが多い。
為替、金利、物価、人口動態、地政学など、どれも重要な要素だ。
しかし、私たちがコントロールすることはできない。
どれだけ考えても円安を止めることはできない。株高も同じ。
どれだけ頑張っても戦争を終わらせることはできない。

予測より適応

以前は未来を当てようとしていた。相場はどうなるのか。景気はどうなるのか。市場はどう動くのか。
もちろん考えることは大切だ。しかし、どれだけ勉強しても未来は読めない。
中古車相場を何年見ていてもそう思う。できる限り情報を集める。仮説を立てる。本気で考える。それでも外れる。
だから最近は考え方が変わった。未来を当てることより、未来が外れた時にどう対応するか。
その方がはるかに重要だと思うようになった。予想やになることなど、無理な話なのだ。

小さな会社の強さ

大企業には大企業の強みがある。一方で、小さな会社には別の強みがある。
動けることだ。方向転換できることだ。やめる決断ができることだ。私自身も飲食事業から撤退した。
卓球事業を始めた。車買取を続けている。不動産も運営している。すべて計画通りだったわけではない。
環境の変化に合わせて動いた結果だ。

まとめ

経営は不確実性との付き合いだと思う。為替も読めない。金利も読めない。地政学も読めない。未来は読めない。だからこそ、変化を前提に準備する。強い会社は予測が当たる会社ではない。変化に適応できる会社だ。相場を見ていると、そのことを毎週教えられている気がする。

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