中古車相場は日本だけでは決まらない。輸出国ランキングから見える世界

中古車相場を見ていると、「なぜこの車がこんなに高いの?」と思うことがあります。
その答えは、日本の中だけを見ていてはわかりません。日本の中古車は世界中へ輸出されています。
つまり、中古車市場は「世界市場」なのです。

輸出先ランキングを見ると市場が見えてくる

たとえば、日本の中古車輸出台数を見ると、上位にはこのような国が並びます。

・UAE(アラブ首長国連邦)
・ロシア
・タンザニア
・ケニア
・ニュージーランド
・マレーシア
・フィリピン
・モンゴル

それぞれ求められる車は違います。

国によって人気車種はまったく違う

たとえば、

・東アフリカではランドクルーザーやハイラックス
・ロシアではSUVや4WD
・ニュージーランドでは商用車やピックアップ
・UAEでは高級SUV

というように、その国の道路事情や生活環境によって人気車種が変わります。
だから日本では人気がなくても、海外では高く売れる車があります。

「日本では不人気」が高く売れることもある

私はオークションを毎週見ていますが、
「どうしてこの車がこんな金額になるんだろう?」と思うことがあります。
調べてみると、その背景には輸出需要があるケースが少なくありません。
相場は、日本国内だけで作られているわけではないのです。

地域を見ると、さらに面白い

先日、「ハワイで最も見かける日本車はTacoma」という投稿を見ました。
アメリカ全体では見えてこない地域性です。
サーフィンやキャンプ、仕事。その土地の暮らし方によって選ばれる車が変わります。
世界の中古車市場も同じです。国ごとに必要な車が違う。
だから輸出先を知ることは、市場を知ることにつながります。

市場を見るとは、人の暮らしを見ること

市場を見ていると言うと、数字ばかり見ているように思われます。
でも実際には違います。その数字を動かしているのは、人の暮らしであり、仕事であり、文化です。
輸出国ランキングを見ると、車ではなく世界が見えてきます。
だから私は毎週オークションを見るだけでなく、その先にある世界の動きにも目を向けています。
それが、後悔しない車売却の判断基準につながると考えています。

まとめ

相場を見るとは、数字を見ることではありません。世界を見ることです。
そして世界を分解していくと、その国の暮らしが見え、最後は一人ひとりの生活に行き着きます。
私はその視点で中古車市場を見ています。

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