車の選び方を見ると、景気が見えてくる

車の査定現場にいて、お客さまからよく聞くのは、
「この車、リセールどうですか?」という言葉です。
昔からある質問ですが、以前よりも増えているように感じます。

リセールを気にする人が増えた

車を買う理由は本来さまざまです。
好きだから。家族が増えたから。趣味だから。乗りたいから。

でも最近は、「数年後にいくらで売れるか」
を先に考える人が増えました。

ランクル、アルファード、ハイエースなどこれらはとてもいい車ですが、
リセールの良さが注目を集めているような気がします。

人は景気より未来を見ている

景気が良いかどうかは難しい話です。

株価は高い。だから車が売れる。そういうわけでもなさそうです。
むしろ株高なのにリセールを気にする人が増えているという感覚があります。

たとえば10年前より今の方が、

  • 残価設定ローン
  • リセールランキング
  • 資産価値
  • リセール比較動画

みたいな言葉を聞く機会が圧倒的に増えました。
もし本当に多くの人が豊かさを実感しているなら、
「好きな車を買う」人がもっと増えてもよさそうです。
でも現実は、「5年後にいくらで売れますか?」が重要な判断基準になっている。

なぜでしょうか。おそらく、「今の収入」よりも、「将来どうなるかわからない」
という感覚が強いからだと思います。

行動は本音を表す

私は景気を専門的に分析できるわけではありません。
でも現場で人の行動を見ることはできます。

リセールを気にする。残価設定ローンを選ぶ。軽自動車を選ぶ。燃費を重視する。
これらはすべて、「損を小さくしたい」という行動です。
人は言葉より行動に本音が出るのです。

株価だけでは見えない景色

日経平均が過去最高を更新しても、
全員が恩恵を受けるわけではありません。

一方で、食費やガソリン代、電気代、保険料などの生活コストは
教育費も含め、多くの人に影響します。
だから数字の景気と体感の景気は必ずしも一致しないのです。

車の選び方を見ると景気が見えてくる

私は車を査定しています。
でも本当は車だけを見ているわけではありません。
車を通して、人の考え方や不安、期待を見ています。

相場を見ると経済が見える。
車の選び方を見ると景気が見える。

最近はそんなことをよく思います。

まとめ

私は経済や消費者行動の専門家ではありません。
でも毎日査定をしていると、人の行動から景気の空気を感じることがあります。
リセールを気にする人が増えたのは、お金がないからではなく、
「将来が読みにくくなったから」。
だから人は「好きな車」だけでなく、
「損しにくい車」も選ぶようになったのではないでしょうか。

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