一括査定サイトにみる、車業界のリテラシー
かなりどうでもいい話なのだけど、ちょっと気になったのでひとり言的に。とある一括査定サイトの導入として、このサイトを使ったら高く売却できた、ということを印象付ける文言が並んでいるのはよくあることです。ただ先日たまたま見たサイトに、こんなのがありました。平成19年の軽自動車、走行距離85000キロ、見積もりはA社10万円、B社15万円、C社30万円。結果、「一括査定で20万円のお得」と謳っているのです。
10年前の事例を掲載する意味
これだけでもツッコムところはありますが、肝心なのは、査定時期が、2014年となっていました。なぜそんなむかしの事例を掲載し続けなければならないのか?ということです。注意書きには「当社のサービスをご利用いただいたお客様の査定例です。現在の査定額とは異なる可能性があります」と書かれています。可能性というか、10年前の数字だったら絶対に異なりますよね、と思います。こんな文言を見てもここに申し込む人もそれなりだと思いますが、これで集客し続けるほうも理解不能です。
高く売れるをアピールすればなんでもよいのか
とにかくこの業界は、高く売れることをいかにアピールするか、に熱心なのはある程度理解できますが、それにしてもこんな古い事例を掲載し続けるのは、リテラシーが低いとしか言いようがありません。ほかの事例も2014年とか、2015年を査定時期として挙げています。ひどいものです。僕がこの手のサイトを使って売却しようとしても、この事例を見たら査定依頼は絶対にしないです。
信憑性・信頼性は何処へ
高く売れることをアピールすればいいというものではありません。それが本当であるということの「確からしさ」とか信憑性が信頼感につながるものです。サイトの作り方として、もっともっと工夫の余地はあるでしょうし、ユーザーも別の価値を求めて買取業者を探す人たちも一定数いることを知っています。そこも取りに行ったほうがいいのに、と、思ってしまいます。他人事ですが。
まとめ
何度か書いていることですが、数社見積もりを取ったから損をしない、というものでもありません。いかに業者を前のめりにさせるか、が肝要で、そのつもりで多くの不動産業者と付き合ってもいます。簡単に言えば、「業者を励ます係」みたいな感覚です。実際はお客ですけど。でもそれが気持ちよく仕事するときに必要なことと思うのです。もっともっと人間的でありたい、ということかもしれません。それが小規模事業主の生き残り方だと思っています。
ハッピーカーズ大田田園調布店/有限会社ソーシャルキャピタル 吉田(07054555708)
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