【小規模事業者の仕事術】不安定な中に安定をいかに見出すか

小規模事業の多くは、地域に受けられなければならないと思うけれど、地域で仕事をするというのは、思ったより大変なことだと思う。近所の店に顔を出すとか、頼まれれば断らない、とか地域のイベントには積極的に参加するとか、もっと言えば、主催者側に回るとか、そういうマメさが必要となるのは間違いない。つまり人嫌いだとだめな事業が多いはずだ。

対価がない行動をとれるか?

しかも、その活動には対価がないけれどそれでもやるし、商売度外視でサービスの提供や商品の提供をしなければならないこともある。「ホントはそんなことをやっている場合ではないんだよ、お客さんがほしい」という気持ちは忘れなくてはならない。そういう不安な状況に耐えられるかどうか、は人によって異なるし、そういうことの重要性を感じている人とそうでない人がいる。

商売度外視のサービス

会社にいれば、とりあえずお金の心配はなくなるけれど、個人事業主はお金の心配が常にある。それは事業規模にかかわらずだ。そんな不安の中、商売度外視のサービスをしなければならないというのは、初めての経験という人も少なくないし、そこに不安や億劫な気持ちになることも多い。自分も完全にそうだった。お試し無料、無料◯ヶ月は、やる側になるととっても不安になる。それが最初で最大の関門といっても過言ではないと思う。サラリーマンは経済的側面に限って言えば、安定がベースにあり、多少の不安定がある感じ。事業主になれば、不安定が基本で、そこにどれだけの安定を感じるか、ということだ。

不安定な中に安定をいかに見出すか

とにかく事業主は、不安な中、未確定な中、動かなければならないことが多いというのは知っておくべきことだろう。どんな事業も、外的環境・内的環境の中で動いているため、不安定なはずなのだけど、毎月安定的に振り込まれる給与はそのことを忘れさせる。もちろん、安定が駄目ということではない。ただ、事業主は、その安定を得られることは圧倒的に少ないのがふつうだ。

今までの人生を変える大変さ

ではなんでそんな道を歩むのか、ということになるけれど、それは今までの生き方・働き方にストレスを感じ、将来の不安を抱き、誰にも雇われないことを望むからだけど、一人の存在がこの世の中や社会に存在感を示すことはそもそも困難だし、時間がかかるということだ。組織にいたときにはまったく感じなかった組織の力や組織が与えてくれたことが意外に大きかったことにこの段階になって気づくのだ。

まとめ

こう考えるとどう考えても割に合わないと思いがちだけど、その道の追求こそが自身の大きな経験になることは間違いないし、その経験が自分が理想とする生き方への第一歩と信じることが必要だ。そうでないとこんなに割に合わないことはできない。割に合わないことをやり続ける勇気と覚悟があるか。っそんなことが第一歩には大事な気がする。

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