【相場と経営】知った気になった瞬間に見誤る
毎週オークション会場の相場を見ています。
仕事ですから当然と言えば当然ですが、何年見ても思うことがあります。
それは、「相場は知った気になれない」ということです。
どれだけ見ても分からない。相場を見始めた頃は、
「経験を積めば読めるようになる」と思っていました。
もちろん経験は大切です。
車種ごとの特徴も分かるようになりますし、輸出の動きや季節要因も見えてきます。
でも、それでも分からない
先週まで強かった車が急に弱くなることもある。
逆に、予想以上の高値が付くこともある。
為替、景気、輸出、船賃、規制、心理。
無数の要素が絡み合って相場は動いています。
だから何年見ても、
「これで完璧に分かった」
とは思えないのです。
それでも考える
では、分からないなら考える意味がないのか。
そうではありません。むしろ逆です。分からないからこそ考える。
データを見る。現場を見る。仮説を立てる。輸出統計を見る。
オークションの成約率を見る。
できる限り詰めて考える。
ただ、その上で最後は分からないことを受け入れる。
この感覚が大事なのだと思っています。
相場と経営は似ている
最近思うのですが、経営も相場とよく似ています。
どれだけ勉強しても未来は分からない。
どれだけ準備しても想定外は起こる。飲食もそうでした。
卓球事業もそうです。不動産もそうです。
車買取もそうです。
だから経営者は常に判断し続けなければなりません。
正解が分からないまま決断する。これには独特の怖さがあります。
怖さがあるから本気になれる
もし未来が全部分かっていたらどうでしょう。
たぶん面白くない。努力も工夫も必要なくなります。
相場にも経営にも、ある種の怖さがあります。
だから本気になれる。だから学び続ける。だから改善し続ける。
相場を見ていると、そんなことを考えます。
まとめ
相場は知った気になれません。何年見ても謙虚になります。
でも、それが良いのだと思っています。
知った気にならないから考える。考えるから学ぶ。
学ぶから少しずつ判断の精度が上がる。経営もきっと同じです。
相場も経営も、知った気になった瞬間に見誤る生き物なのだと思います。













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